住宅建築の流れ

どんな費用が、どのタイミングでかかるのか
住宅完成までの流れを把握しましょう
する事
考える事、決める事
お金のこと
準備期間
具体的な検討に入る前に、家づくりの全体像を把握して「心の準備」をする。また大切な「資金計画」をまとめる期間。
家族で
アイデア会議
家族それぞれが思い描くマイホームや新しい暮らしへの夢を話し合う

これからの家づくり計画について、完成・入居時期の目標や宅地の購入のこと、立て替えなら今の住まいを取り壊すなど、大切な事を家族全員で確認しあう。

皆がそれぞれ希望を言い合うのではなく、「限られた土地だから延床面積は35 坪まで」とか「外観は白で行こうと思う」など大きな決定事項を伝えた方がまとまる。

大まかな
予算を立てる
「貯蓄」「親からの贈与」「毎月のローン支払い可能額」をもとに概算を出す

家づくりの費用も家族全員で確認し合う。宅地や建築費だけでなく、融資の手数料などの諸費用や新しい家具、家電品、引越し費用など、出来るだけ具体的に挙げる。

入居後にかかる固定資産税など将来にわたる費用と、子どもの教育資金などライフサイクルコストも考えた上で「支払可能なローン金額」を目安として掲げる。

資金計画・ローンについての相談
金融期間、施工会社
月々の支払額を明確にすることで、家族全員にも家づくりの決意をもってもらう。家計の節約にも役立つ
展示場などで
知識を増やす
住宅展示場は情報の宝庫。住宅会社の営業マンから役立つ情報を受け取ろう

住宅展示場には複数の会社が一堂に展示しているので比較検討しやすい。その反面、見た記憶を混同しやすいので、一日3 社まで。

見学の日には、計画の内容やローン支払可能額などをメモし持参。対応する営業マンにはそれらを早い段階で伝える事。無理に契約を迫られる事はほとんど無い。

住宅を
見学して
イメージする
展示場以外にも「完成見学会」「構造見学会」などイベントに出かけて学ぼう

営業マンは住宅のプロ、色々と質問して知識を増やそう。目的はこちらの希望を伝えてアドバイスをもらう、また見学しながら自分たちの好みを再確認する。

モデルハウス見学の一方、実際に他のお客さんが建てた住宅を見学することもできる、イベントとして「完成見学会」を開催していなくても、営業マンが個別に連れて行ってもくれる。

土地を探す
すべての暮らしの基本は土地選び。宅地選びは家づくりの重要事項の一つ。宅地購入から、と言う方には大切な選択。

土地も所有していないことも営業マンに伝えて宅地を紹介してもらおう。自分達で不動産店巡りやネット検索をするより効率的で、プロの目からおすすめしてくれる。

宅地選びは周辺環境や価格だけでなく、下水道やガス、道路付け、学区などに加え、「価格が相場に比べて妥当か」という観点もある。営業マンの情報力に頼ってみよう。

検討期間
描いた夢を支える骨に肉づけをする段階。施工会社選びは一番のピーク
施工会社を
絞り込む
学んできた知識と家族の希望から、候補の施工会社を2~3 社に絞ろう

住宅施工会社が宅地を販売する場合がある。「建築条件付き宅地」と呼び、相場より安いことが多い。「住宅を建ててくれれば、宅地は利益を圧縮して安くできる」ということ

モデルハウス見学、相談を通して信頼できる会社を2、3社に絞り込む。予算とともに間取りや外観、設備機器などの要望を伝えて「ラフプラン」と「概算見積り」をお願いしよう。

土地の契約
施工会社からも宅地情報を受け取り、よりよい物件で建築予定地を確保
土地の購入
金融機関、施工会社
土地物件をあたって、購入へ進む。土地だけの購入ローンが厳しい場合には施工会社、建物の計画を持って土地・建物込みローン申込みへ
住宅ローン事前審査
金融機関
今の所得が分かる書類をもって金融機関でザックバランに相談し事前審査を申し込む
ローン・諸費用の把握
金融機関、施工会社
住宅ローン全体を学んで、支払いに係る金額を精査する
本計画費用、申込金、契約金の払い込み
施工会社
施工会社を決定して施工意思を示すためにも現金を用意する。
住宅ローン申込み(本審査)
金融機関、施工会社
住宅会社を通して金融機関へ見積書とともに融資申込みを行う
ラフプラン
見積り
絞り込んだ数社にラフプラン(間取り)を要望。金額と照らして1社に絞る

その際に大切なのは、各社に全く同じ要望を伝えることと「御社ならではの魅力ある提案を足してください」と言うこと。その違いが「ワクワクする家づくりか、どうか」になるはず。

本契約
夢を詰め込んだ設計図が完成。細部をチェックし金額の折り合いも付ける

提案内容を家族やご両親などとじっくり相談して1 社に絞り、本設計に入る。他社には、できれば早く理由を添えて断りの電話やメールを。それが大人としての礼儀

本設計に入るには申込金が必要な場合も。その他にも契約金、着資金、中間金、さらに融資関連の諸費用など、ローンを組む前に大切なお金の支払いはしっかりと確認しよう

契約
融資審査
金融機関から融資審査が通って、いざ契約。支払予定や完成日も確認

本設計を経て、総費用が判明。予算オーバーなら設計や仕様を見直して修正。次にいよいよ住宅ローンの申込みだ。事前審査、本審査それぞれ一定期間がかかる。

住宅ローン融資の審査が通れば、いざ契約。チェックすべきは完成日。万が一工事が延びた場合、建て替えで仮住まい費用がかさむなどに対応してくれるかどうか確認すべし。

契約から着工へはジェットコースターの始まり。地鎮祭、地縄張り、基礎工事、建て方、そして上棟式。在来工法で早ければここまで半月ちょっと。記念写真も計画的に撮らないとタイミングを失うかも。

施工期間
契約を終えると、もう新居完成まで一直線。興奮度合いが最も高くなるのもこの時期。階段を踏んで一つひとつ、確認する。
地鎮祭・着工
工事前の神事「地鎮祭」から着工へ。まずは基礎工事から。
木工事・上棟
基礎完成からほどなく上棟。工法による違いはあるがここからは一気に完成へ

ハウスメーカーによっては上棟式を省略することも。儀式を大事にしたい方は施工会社にキチンと要望すべし。ユニット工法などプレハブ工法住宅では外観上ほとんど完成同様に。

家の内部に壁ができてくる。階段も掛けられる。このあたりから、家づくりの実感が濃くなってくる。出入りする職人さんの種類が増えて、忙しくなってくる頃だ。

壁内部に断熱材を入れたり、窓サッシがはめられる。構造体そのものは仕上げ材に覆われてみえなくなる。その前に断熱工法など要所は施主の責任として見学すべき。

工事代金を着工金、中間金、残金に分けて支払う
施工会社へ支払うのはローンから
施工会社からは領収書が届く
つなぎ融資
金融機関
施工会社へ中間金の支払う期日までに、金融機関から融資が実行されない場合(契約内容による)には、そのタイムラグの数週間分、つなぎ役としての小額の融資を追加申込みをします。
引渡し費用
運送店
旧宅、あるいは建て替え時の仮住まいからの引越し費用。建て替えの場合には着工時に一度引渡ししているので2回必要となる
税金、諸費用
税務署、保険費用、市町村
土地購入の場合には登録免許税、新居の不動産取得税、固定資産税といった税金。火災保険もバカにできない。引越し後には思いがけず家具やクルマの新調ムードが高まるもの…
内装工事
壁ができて窓も取付け。断熱施工や気密工事もこのあたりで確認できる。
仕上げ工事
塗り壁や外壁材、タイル工事、照明器具などの取り付け工事が行なわれる。

左官職人が塗り壁を仕上げ、クロス屋さんが壁紙を貼る。壁のコンセントやスイッチを設置し、スキ間は気密テープなどで塞ぐ。スイッチに触れて使い勝手を確認できる

外壁工事
植栽や造園、カーポート設置などは、住宅本体が完成した後で始まる

このあたりで住宅の周囲を取り囲むように立てられていた「足場組」が外され、これと前後して始まるのが「外構工事」。カーポートや門扉、植栽などの工事が行われる。

外構は「家が完成してからDIY で」という話もよくあるが、なかなか実現しない事が多い。とくに駐車スペースだけは実行したいもの。設計だけはしておく、という手もある

引渡し
施主による各部確認の検査を行う。施工会社によっては引渡し時にも神事を実施

引き渡しセレモニー。「施主検査」といって、施工会社の担当者から設備機器の取り扱い説明を受けながら全室をチェックする。不具合があれば修復工事を書面で契束。

施工会社によっては、工事中に工事業者が開錠する場合も。また、ガスコンロなど火を使う器具の「火入れ式」神事を執り行ってくれる場合もある。